エクステリア
門扉、塀、フェンスなどを含め、
建物の外装全体を装飾し、デザインいたします。
エクステリアとは
エクステリアとは、家の外側の空間を捉えた言葉です。エクステリアの対になる言葉がインテリアですが、それと比較すると想像しやすいかも知れません。インテリアはテーブルやソファ、テレビ、時計…といろいろなものを含んだ空間を指します。同様にエクステリアも門やフェンス、カーポートなど、家の外観全体を表す言葉として使用されます。
エクステリアの構成要素
(1)門扉・門柱
門扉とは出入口に設けた門の扉のことです。素材にはアルミ製や木製、アルミ+樹脂などがあります。一般的なのは腐食やさびに強いアルミ製です。また開閉方法は両開き、片開き、スライド式があります。スライド式は前後に開けるスペースを用意する必要はありませんが、代わりに横に引き込むスペースが必要です。
門柱とは門扉の横に設置される柱や壁のことで、たいていここに表札やポストを備えます。最近は宅配ポストを備えた門柱もあります。
(2)フェンス
フェンスとは柵、囲いのこと。外部から家の中が見えないよう目隠しの役割を果たします。素材は門扉同様アルミや木製、アルミ+樹脂などのほか、植栽を巡らす生け垣やブロック塀、土壁などがあります。下にブロック塀などを配置し、上にアルミ製の柵などを組みあわせることも多いです。
外部からまったく見えないようにしてしまうと、かえって侵入者が外から見えなくなってしまうため、ある程度外部から内側が見えるようにするなど、防犯上の工夫が必要です。また日当たりや風通しも考えたほうがいいでしょう。
(3)アプローチ
アプローチとは門扉から玄関まで続く通路のこと。素材はコンクリートやインターロッキング、タイル、レンガなどが一般的です。
アプローチの周りに花壇などを用意して植栽を楽しむ人も多いです。
(4)デッキ・テラス
デッキやテラスは、どちらも家のリビングと空間的につながった、外部リビングのようなもの。一般的に室内の床と高さが同じ場合はデッキ、庭より一段高くなった台はテラスと呼ばれています。どちらもイスやテーブルを置いて第2のリビングとして使用することが多いようです。テラスをガラスの壁や天井で覆ったサンルームや、庭側の壁が開放できるガーデンルームなどもあります。
木製のデッキをウッドデッキと呼びます。天然木のウッドデッキは人気が高いのですが、メンテナンスを怠ると傷んだり変色してしまいます。最近は本物の木のような風合いながら、メンテナンスのラクな人工木(木粉と樹脂を組みあわせたもの)のデッキもあります。他にはタイルや天然石などのデッキやテラスもニーズがあります。
(5)カーポート・ガレージ
カーポートとは屋根と柱だけの簡単な車庫のことです。一方のガレージは車を格納するための建造物を指します。屋根がないものは単に駐車場と呼びます。とめる台数や、道路への接し方、積雪量、さらに防火・準防火地域かどうかで選ぶカーポートが変わりますので、施工会社と相談しながら決めるとよいでしょう。
(6)植栽
植栽とは庭やアプローチ沿いに植えられた樹木や草花のこと。観賞用や家のシンボルツリーとして大きな木を植えるケースもあります。
木は意外と簡単に大きくなります。隣家に枝や落ち葉が入ってしまうとトラブルになりかねないので、植栽計画は慎重に行いましょう。
エクステリア工事のポイント
エクステリアを考える上で大切なことは「どういう風に家の外側を使いたいか」ということです。
エクステリアは住宅を建てる時に、ある程度の配置イメージを計画しながら進めることがポイントになります。
例えば、車の所有数によってスペース配置が変わってきますので、何台分のスペースが必要なのか確認することが大切です。
住宅そのものとの調和もなくてはならない重要なポイントです。
住宅の雰囲気とマッチさせることは、敷地全体の雰囲気を造りだしますので、素材選びはよく検討することをお勧めします。
また、塀の高さ・植栽・庭の作り方・防犯面なども考慮しながら計画していきましょう。
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